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目次 昔はなし
戦争を蔵で体験した大正生まれのおばあちゃんの昔話をまとめてみました。
当時使っていた道具などの写真も紹介。



おばあちゃんの昔はなし 昔の道具其の壱 昔の道具其の弐
昔の道具其の壱

昔懐かしい道具達。今となってはどんなふうに使っていたのかさえ、私には分からないものばかり。色々調べたり、おばあちゃんから話を聞いたりしてから、改めて道具を見ると、昔の酒造りが少し分かるような気がしました。

芋焼酎を造る時に、原料の芋を入れて
スライスする為に使った機械。
上から芋を入れて、取っ手をぐるぐる回すと
芋がスライスされて下から出てくるように
なっています
手動式ポンプ
お酒の移動や濾過などをする時に使いました。


濾過機
お酒を濾過するのに使いました。
左右にホースをさし、お酒をローラの中に通すと濾過されました。


瓶の王冠を締める機械。
下の丸い所へ瓶を置き、 レバーを下に押します。
上から圧力がかかり、王冠が締まります。     






昔はこのように、大きな徳利
(貧乏徳利と呼ばれていた)
から、量り売りをしていました。    
大きな徳利の下に、ヒネリを付け(蛇口代わり)
そこからお酒を枡で計って売りました。      
写真下に写っているものはヒネリから時間が経つ
と垂れてくるお酒を溜める為に置いたそうです。
また、この溜まったお酒を昔で言う
乞食の子供が買いに来たとか・・・

このような一升入る徳利を持って、昔のお客様はお酒を買いに来ていたそうです。
大体が子供のお使いだったとか。                              
小さな子が、この徳利を持って、お酒を買いにきていた時代があったんですね。
 
いろんな大きさ、形のカメ。これらは、下にヒネリをいれる穴があるのを見ると、
小売屋さんが、このような大きな徳利で、蔵へお酒を買いに来て、
自分のお店で、計り売りするために使用したものです。
大きな農家の方は自家用に台所に備えていたようです。(このような時は、当蔵でカメを提供しました。)

手前2本が昔の瓶。写真では分かりにくいですが、一本一本歪みから、形から違います。
昔の瓶を作る技術が今と比べてかなり未熟だった事が分かります。
でも、味があって私は、可愛いと思うし、手作りって感じで好きです。

昔の酒造機会屋さんの書籍 日本醸造協会雑誌
今も続いて発刊されています。
?の本。昔の週刊誌?かな?

容器屋さんの紹介ページ。
こんな徳利やグラスは
いかがでしょう?
上記の写真にもある
手動式ポンプのカタログ。
三冊並べてみました(笑

昭和13年4月現在の、お酒の値段表

狐桶とグンジ
形が狐の顔の形に似ているためこ
ような名前が付いたようです。   
これでモロミをすくい、桶にかかっている布(酒袋)にいれモロミを    
絞りました。              
桶の上にあるのは
グンジ      
蒸米を掘り返すのに使いました。 
(いまでいうスコップ代わり)
    
ゴンブリ
今でいう計量カップ






手柄杓
水や、モロミなどをすくう時
に使った。







手桶
お水を入れるのに使い
ました。今のバケツ。







左が暖き樽(だきだる)
モロミの温度が低い時に、この樽に熱
湯を入れ大きな釜の中で、熱湯消毒し
熱い樽のまま、モロミの中にいれて、温度をあげた。
(人間でいう湯たんぽ)
右はタメ桶
朝4時頃から、仕込み樽や、桶を熱湯で煮沸消毒したり
洗ったりする為に大きな釜から熱湯を運ぶのに使ったタメ桶。
蔵の外に藁を引き、その上で樽などを洗った。
ササラの音が気持ちよかったそうです。(おばあちゃんの昔話参照)

小判桶
ホースをつないだ時に、垂れて
くるお酒や水を受けた桶。



漏斗(ジョウゴ)
樽にお酒を入れたり、
お湯を入れたりするのに使った。
桶の中に入っている口を穴に差し
込み、この桶の下に樽を置いて
お酒を樽に移すのに使った道具。
カスリ
桶のそこに溜まったお湯や水、
モロミなどをすくうのに使った。




蒸米を作る時に使用。
これを逆さにし蒸米の真ん中に置き蒸気が万遍なく
行き渡るように置きました。
藁靴(わらぐつ)
蒸米の上へ上り、蒸米を掘り返す時に履いた草履。



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