蔵元 |
酒蔵を運営している主。会社。オーナー。
蔵元は、昔からの表現を引用すると、酒造りをするにあたって、お金は出しても、口は出さない。
杜氏さんを絶対的に信用して酒造りを任せていたといいます。
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蔵人 |
お酒を造る人達の名称。昔は、冬場農家の仕事ができない雪深い地からの出稼ぎとして蔵人さんになる人が多かったようです。
今では農家自体の減少に伴い、蔵人さんの数は激減しているようです。
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杜氏 |
蔵人さんの中でも、特に酒造りに精通している人の名称。
杜氏さんが指揮をとって酒造りは進んでいきます。
近年では夏場は地元の農業をし、冬場の収入源として外へ働きに出るという出稼ぎ制度がなくなり、冬場の収入源として蔵人になるという人が減少しています。
杜氏人口減少を見越した勤勉な若手蔵元跡取りが、自分で修行を積み、「蔵元であり、杜氏である」という蔵元杜氏が多くなってきました。
杜氏さんが変わるとお酒の味もがらっと変わってしまう場合もあり、そういった事を踏まえた上で、自分で勉強し蔵を仕切り、自社製品を愛し、責任を持つという点では、この形は理想的だと私は思います。
反面、昔からの技術の伝承を誇る杜氏集団が時代背景と共に消えていくのは寂しくもあります・・・ |
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仕込み水 |
日本酒を仕込む時(造る時)に全工程(米を洗う、浸すから酒ビンを洗う)で使う水を仕込み水と言います。
仕込み水の味でお酒の味も左右されるくらい重要なものです。
硬水、軟水によってお酒の味わいが違います。
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石数 |
1石=180g=一升瓶(1800ml)×100本
当蔵は500石です。90,000gです。
ちなみに2001年度上位メーカー出荷状況
1位 月桂冠 408,000g
2位 白鶴 376,500g
3位 大関 305,000g |
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当蔵の紹介 |
歴史 |
江戸時代創立。創業者の越後杜氏が、湧水の涌き出るこの地に移り住み、
酒造りを始めました。
当蔵の創業者は新潟から栃木の蔵へ杜氏として来ていた越後杜氏であり、自分の蔵がほしいと、もともとこの地で酒造りをしていた蔵を買い取って松の寿という自分のブランドを立ち上げたそうです。
蔵を杜氏が買い取るという背景にどんな理由があったのかは今となっては残念ながら知る人はいません。
創業者が勤めていた蔵が今の蔵なのかどうかも分からず。栃木の違う蔵へ杜氏として来ていたのか、それとも、自分が勤めていた蔵だったのか・・・?
ただ、昔は杜氏を何年か勤めた人はかなりの財を残したといわれており、蔵を買い取る事は場合によっては可能だったと言われています。
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蔵人 |
私がお嫁に来た時は新潟から2人の蔵人さんが来てくれていました。
現在当蔵では、県外の蔵人さんではなく、地元の方にお願いしています。 |
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杜氏 |
杜氏さんの中でも一番手は親方さん、二番手は頭さんと私は呼んでいました。
今までお世話になっていた親方さん(越後杜氏)が亡くなり、
2000年からは、社長である私の主人(1967年生)が蔵元杜氏(親方)として醸します。 |
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仕込み水 |
松の寿を仕込む水は裏山から湧き出ている湧水で、名水百選にも選ばれている尚仁沢水系の超軟水です。 |
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米 |
自家栽培米の五百万石で純米吟醸と吟醸を造っています。
大吟醸は山田錦を使用。この他雄町など。 |
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受賞歴 |
1999年(平成11年) |
関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞 |
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全国新酒鑑評会 入賞 |
2000年(平成12年) |
関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞 |
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全国新酒鑑評会 入賞 |
2001年(平成13年) |
関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞 |
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全国新酒鑑評会 金賞 |
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関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞 |
2002年(平成14年) |
全国新酒鑑評会 入賞 |
2003年(平成15年) |
栃木県清酒鑑評会吟醸の部 優秀賞 |
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全国新酒鑑評会 金賞 |
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関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞 |
2004年(平成16年) |
栃木県清酒鑑評会吟醸の部 優秀賞 |
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全国新酒鑑評会 金賞 |
2005年(平成17年) |
栃木県清酒鑑評会吟醸の部 優秀賞 |
2006年(平成18年) |
栃木県清酒鑑評会吟醸の部 優秀賞 |
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全国新酒鑑評会 金賞 |
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下野杜氏第一期生認定 |
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関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞 |
2007年(平成19年) |
全国新酒鑑評会 金賞 |
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