私は縁あって日本酒の蔵元へ嫁いでまいりました。
特殊な職業なだけに自分の生活に組み入れるまでには長い時間がかかりました。
ですが今は、自分のいる蔵から出たお酒が、皆さんに愛飲して頂けるという事に
とても深い喜びを感じています。
美味しいといってもらえる事。
蔵元にとってこれ以上の褒め言葉はありません。
お酒は百薬の長と言われています。
摂取する人は、摂取しない人に比べて長生きであるという統計もあります。
円滑なコミュニケーションをはかる手段としても、付加価値のあるものだと思います。
ですが逆に狂気の水とも言われています。
自分の適量を超えた摂取により
「お酒を飲むのではなく、お酒に呑まれる」
そんなふうに消費されるお酒の呼び名です・・・
お酒を飲む立場から製造元へ嫁いできた私は
お酒のいい部分を認識し、広める事も大切ですが
お酒の悪い部分も認識し、皆さんに理解して飲酒して頂けるよう努める必要性も強く感じています。
円滑なコミュニケーションをとるお手伝いができるお酒
おめでたい席での祝い酒
清める為に振舞われる振る舞い酒
悲しい事があった時に、そっと気持ちをほぐせるお酒
日常のストレスをしばし忘れ、楽しい時間を共有する時に飲むお酒・・・etc
自分の蔵から出たお酒に限らず、製造元が心を込めて醸したお酒は、そんな風に消費されていてほしいと願います。
決して人間関係の破綻を生むものや体を壊す結果に結びついてほしくない・・・
このコンテンツはお酒と上手に付き合って頂けるように、自分の飲酒の形をご理解頂く為に知っていてほしいものを集めてみました。 |